三菱ふそうトラック・バス 株式会社 購買管理部 部長 シン・マニンダーパル 様
マニンダーパルありがとうございます。おっしゃる通り、弊社三菱ふそうトラック・バス株式会社はアジアを代表する車両メーカーです。2015年には、軽自動車・中型自動車・トラックやバス等を合わせて約154,400台以上の車両を販売しました。
マニンダーパルもちろんです。部品を提供して下さる企業様を我々はサプライヤー様と呼んでいます。今では世界20ヵ国以上のサプライヤー様と提携しており、皆様との良好な関係は我々のビジネスにおいて極めて重要です。
マニンダーパル世界中の方々と仕事を共にするにあたり、メールや電子的なコミュニケーションだけではなく、とにかく現地へ足を運ぶようにしています。ミーティングやワークショップなど、対面でのコミュニケーションの機会を重視しているんです。
マニンダーパルおっしゃる通りです。年に一度、アジア圏200社以上のサプライヤー様をお招きし、ビジョンの再共有や年間計画についてお伝えしています。現在の三菱ふそうは社員も国際色が豊かで、業務にあたっても国際的な思考力が求められます。こうした肌感覚をサプライヤーの皆様と共有するためにも、Supplier Dayはとても重要なイベントなのです。
マニンダーパルSupplier Dayでは、多くの役員がプレゼンテーションを行います。しかし2,3時間とプレゼンテーションが続くと、やはり飽きてしまうものです。そうした際に、プレゼンテーションの合間にパフォーマンスを披露していただくことで、単調な空気感を一新し、皆さんに再び集中してプレゼンテーションを聞いていただく狙いがあります。
マニンダーパルもちろんエンターテイメントではあるのですが、単なる余興ではなく、むしろ我々のメッセージをサプライヤーの方々にお伝えするうえで、その後押しとなるパフォーマンスを探していました。一流のパフォーマンス、且つ我々の思いを明確に表現していただくことにより、皆様とのコミュニケーションを一段階上のレベルへ押し上げたいと思っていたんです。
マニンダーパルパフォーマーの方の選定においては、3つの点を意識していました。視覚的な訴求力があるか、催し相応の上品さ、そして最も重要だった点は、テーマと一致しているかどうか、です。今年のSupplier Dayのテーマは「結」でした。BLACKさんのパフォーマンス作品「Illuminate the World」は、視覚的訴求力や上品さは言うまでもなく、各シーンに込められたメッセージは、まさに「三菱ふそうとサプライヤーの皆様が信頼関係で結ばれている」という思いと合致していました。
マニンダーパルそうだったのですね。今のお話を聞かずともパフォーマンスを見ただけで十分に伝わっていましたが、改めて腑に落ちました。また、おっしゃったシーン以外にも、最後の「光が日本から世界中へ飛んでいくシーン」。あのシーンが本当に素晴らしかったです。
マニンダーパルまさに我々が抱いている「車両業界をリードする企業として、世界人類の未来へ貢献したい」という思いと合致していたわけですね。事前に拝見していたパフォーマンス映像は社内でも大変好評で、舞台袖で待機する予定だった役員たちも当日は客席側で拝見していました。
マニンダーパルもはや、単なる「ヨーヨーパフォーマンス」というものを越えていたと思います。もちろんヨーヨーを使ったパフォーマンスではあるのですが、その一流の技術さえも、ストーリーを伝えるため道具でしかない、とでも言いましょうか。あれほどの演技を作られるにあたって、どれくらいの期間を要したのですか?
マニンダーパルBLACKさんの人生・思いが濃縮されたパフォーマンスだったわけですね。人々とのつながりや、世の中を照らしたいという思い。我々が事前に映像を拝見した際にも強く引き込まれたのも、そうした思いが込められていたからこそだったのですね。合点がいきました。
マニンダーパル実のところ、イベント運営をお願いした代理店の方からも8組ほどパフォーマーの方をご提案いただいていたのですが、どこかしっくり来ない部分があったんです。そこで社内で再検討した際、TEDの映像を拝見した者からBLACKさんの名前が挙がりました。満場一致で「このパフォーマンスこそふさわしい!」という話になり、直接ご連絡したんです。
マニンダーパルやはりBLACKさんの込められた「思い」が決め手になったのだろうと思います。弊社だけでなく、多くの企業、マネジメントの方々も共感されるのではないでしょうか。エンターテイメントとしてはもちろん、メッセージを強力に伝える後押しとしても、様々な機会へ推薦したいです!