Supership株式会社 組織管理本部 宮崎 拓海 様
宮崎そうですね。KDDIが立ち上げたSyn.構想の下、事業内容や事業ステージの異なる会社が集まった形になります。
宮崎多様なバックボーンを持った仲間が集まっていることは、弊社の強みでもあります。それぞれの持つ価値観は尊重したい。その上で、1つの会社としてつながった強みも見出したい。そこで、会社として大切する共通言語を作り、行動指針(Supership Value)として設定しました。
宮崎はい。Super Simple、Super Focus、Super Challenge、Super Honesty、Super ジブンゴト化の5つです。これらはゼロから新しく作ったものではなく、各社がもともと持っていた価値観を5つの言葉に落とし込んだものです。誰かに押し付けられたわけではない共通の価値観ですので、この行動指針は守ろう、大事にしようという事で、評価制度にも組み込まれています。
宮崎いわゆる業績評価に相当する、「設定した半期の目標に対しどれだけ達成できたか」という部分が50%。残りの50%は、「バリューを体現した働き方が出来ているか」を、上司・部下・同僚の360度評価で査定しています。
宮崎バリューは日々の業務において意識してもらいたい「行動の指針」です。標語として掲げるだけではなく、実際に評価に組み込むことで、周囲からのフィードバックや内省機会を作り出したいと考えました。50%という比較的大きな評価ウェイトであることも、会社として真剣にバリュー推進をしているという意思表示になると考えています。
宮崎もともと現経営陣が、会社経営を行う上で「社員に対し、この会社で働く喜びを提供したい」という強い思いを持っていました。事業を通じて社会に価値提供することだけでなく、自社で働く社員の働きがいを向上させることも経営の重要なテーマであると今日に至るまでメッセージし続けています。
宮崎そうなんです。そこでまずは挑戦というキーワードへの接触頻度をあげるところからはじめました。
宮崎全社集会の場で、素敵な挑戦をされた方にエピソードをプレゼンテーションしてもらったり、社内報で本部長や社長が自身の思う挑戦について語ったり、などですね。そして次に、他者の挑戦を知ることで、自身にとって価値ある挑戦とは何かを考えてもらうきっかけ作りとして「Experts Keynote」を始めました。
宮崎IT業界に限らず、できるだけ幅広い業界からお招きするようにしています。できるだけ多様な方の多様な挑戦に触れてもらうことが「自分なりの価値ある挑戦」を見つけてもらうヒントになると考えました。
宮崎編成会議でBLACKさんのTEDトークを拝見して、「ご自身の在り方に対して素直で、そして厳しい方だな」という印象を受けました。「自分はこうありたい」というメッセージを、社会人やビジネスパーソンとしてではなく、一人の人間として発信されていましたよね。この「自分のWillを実現するための挑戦」というテーマでお話を頂きたく、お声がけさせて頂きました。
宮崎共感度がすごく高い講演でしたね。自分に照らし合わせて「私にも当てはまる話だな」と思ってもらえるというのは講演会の一つの成果だと思うのですが、まさにそうした共感を呼ぶ講演でした。
宮崎BLACKさんのお話は、「挑戦とは自分の幸せを実現させるための手段である」という共感しやすいものであり、その上で、そこへ徹底的にこだわり抜いて取り組む姿が刺激的でした。
宮崎弊社としては、「社員の働きがい向上」を目的としてBLACKさんをお招きしたわけですが、「いかに働くか」を越えて「いかに生きるか」、「就労と幸せの相関」といったキャリアに関するテーマにも踏み込んだ、とても本質的なプレゼンテーションをしていただくことができました。
目的に対しど真ん中の機会となりました。ありがとうございました!