千葉日本大学第一小学校 父母の会 会長 西野 太郎 様
西野学校側としては、「挨拶をきちんとする」といった基本的な礼儀の教育を徹底してくれているようです。また、父母の会が年間を通じ様々な活動を行っていますので、保護者同士の大人としての交流を目にする機会が多いため、自然と真似ている部分もあるのかもしれません。
西野我々の場合は、「学校と家庭を結びつけるパイプ役」と自分たちを位置付けています。私学のため通学経路も様々ですので、登下校に同伴し周囲の皆様に迷惑をかけないよう見守る「みんなの交通指導」や、子供たちの思い出作りを目的とした活動が多いですね。中でも、3学期に行う「親子ふれあいday(6年生を送る会)」は特に大きな行事です。
西野我々としては、他の行事も含め「親子の思い出作り」に注力しているんです。特に6年生はこれが小学校最後の行事となりますから、ただの送別会ではなく「楽しい」思い出を作ってほしい、という思いがあります。
西野音楽会という形が多かったですね。外部のオーケストラやバンドの方々にお越しいただき、1時間程度演奏していただきました。
西野たまたまある日、私がイクスピアリ※1でBLACKさんのショーを拝見したんです。本当に素晴らしかった。ものすごく感動して、体が震えるほどでした。技術が素晴らしいのはもちろんなんですが、気持ちが伝わってくると言いますか。ヨーヨーと真摯に対峙しているように見えたんです。
※1 千葉県浦安市舞浜の東京ディズニーリゾート内にあるショッピングモール。
西野本物というのは、子供だけではなく親も感動するのだなと。「これを僕だけの感動体験にしてはいけない。子供たちみんなに見せたい」そう強く思いました。
西野体育館に集まった全員が見えるのか、1時間という尺は持つのか、といった懸念点はありましたが、広さの問題は生徒の座席配置の工夫で解決しました。1時間という長さについても、パフォーマンスだけではなくスピーチもしていただいたので、間延びすることなく全く問題ありませんでした。
西野そうなんです。「才能が無くても、努力次第で世界一になれる」「玩具のヨーヨーでも世界に出られる」。グローバル化がますます進む社会を子供たちは生きていくわけですから、BLACKさんのお話を通じ、子供たちの前に立ちふさがる様々な障壁を取り払いたかったんです。ただのパフォーマンスイベントではなく「学びの機会」であると我々は捉えていましたので、お招きするにあたり父母の会内部でも好意的な反応が多かったですよ。
西野資料をお見せしたところ、「こんな素敵な方がいらっしゃるんですね。子供達にも、こういう生き方・考え方を伝えたいですね」と、すぐに賛成してくれました。当日は、先生方が一番喜んでいたかもしれませんね(笑)スピーチ中などは、一生懸命メモを取られていました。
西野校長先生は、その後半年くらいはお会いするたびにおっしゃっていたと思いますよ。「いやー、それにしてもBLACKさんは素晴らしかったね」と。また、生徒への指導においても、「BLACKさんが言っていただろう?」と、お話を引用することがしばしばあったようです(笑)
西野まさにヒーローでしたよね。憧れた子供も多かったようで、その日の帰りには玩具店でヨーヨーを買っていた子も多かったようです。クラスメイト同士ヨーヨー売り場でばったり、なんて事もあったとか。最高の物を間近で見られる機会はなかなか無いですから、親子ともども思い出に残る本当に楽しい1日になりました。
西野すごく喜んでいました。コカコーラヨーヨー世代の方も多かったようで、目が釘付けでしたね。また、スピーチでおっしゃっていた「情熱・正直・感謝」は皆さんの心にも響いていたようで、数日後の父母の会集会ではBLACKさんの話題で持ちきりでした。