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2003イタリア旅行記

12/17(水) 出国日

前日まで大学の授業があったので、結局徹夜で準備。 今回は、普段と違い、ワークショップやジャッジもするので、準備するものが多く大変でした。 まぁ、寝不足の方が飛行機の中で寝やすいからいいんだけど。

さて、成田について、無事にチェックインも済ませ、時間に余裕を持ってのゲート到着。 雑誌を読んで時間をつぶし、あと10分くらいで搭乗開始かな・・・というその時、

「機体整備に時間がかかっているので、出発時間が遅れる見通しです。正確な時間が分かり次第再度アナウンスいたします」

とのこと。
出発時間が遅れるってことは、到着時間も遅れるわけだよね?
当初、大会主催のカルロ・アルバート・メノンさんにベニス空港まで迎えに来てもらう予定だったので、 とりあえず遅れる旨を報告。

小一時間ほどたって、再アナウンス

「機体の一部に問題があり、部品交換のため数時間かかります」

え〜。
この後もこの調子で何度もアナウンスが入り、出発時間は引き伸ばされ、結局、7時間も遅れての出発となってしまいました。
ベニスまでは一旦ミラノで乗り継いでいく予定だったんですが、当然ながらこのまま行けばミラノに着くのは深夜、 ベニス行きはもちろん、全ての飛行機は終了している時間です。
出国直前に航空会社の係員に尋ねたところ、ミラノで1泊して、翌日の朝の便で行く形になり、 ベニス到着は18日の11時になるとのコト。
文句を言っても仕方ないので、カルロに事情を伝え、出国。

前日の徹夜の上成田でさんざん待たされた事も手伝って、機内では熟睡、あっという間にミラノ。
現地時刻深夜1時。


12/18(木) イタリア到着

現地係員が乗り継ぎ予定だった乗客を案内しているので、聞いてみると、

「ベニス行きの方は、お急ぎでしたら、バスを出しますので、そちらにご乗車いただけます」

だそうで。
お急ぎだったので、バス組へ入ることに。
イタリア語を何一つ知らない状態での到着という無謀なことをしているので、 航空会社の人を見失わないように気をつけつつ(空港の人なら、英語通じるけどね)、荷物を引き取り、 バスへ乗車・・・って普通のワゴン車じゃん(汗)。
まぁ、全部で8名程度だったので、難なく乗り込み、また揺られること3時間程度。

早朝5時、ようやくベニス到着。

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
ここ、どこですか?

本来ならば、飛行機でベニス空港へ着いて、カルロが迎えに来てくれてて、ってはずだったんだけど、 自分がいるのがベニスのどこなのか分からない。 その上、カルロには到着が今日になるとしか伝えていないので、当然僕が今ベニスにいることは知らない。 荷物がスーツケース1個、キャリーケース1個、トランクケース1個なので、移動が困難とかいうレベルを超越してる。 誘拐がビジネスとして成立している(らしい)イタリアで、外国人丸出しのオレを見つめる怪しい人。

一人パニックに陥りながらも、とりあえず迷惑は承知でカルロに電話をかける (もしものために、と携帯の番号を聞いておいた)。

・・・

まぁ、つながんないよね。午前5時だし。

途方にくれながらも、コーヒーショップを発見し、暖を取りながらカルロの起床を待つことに。

例によってイタリア語は分からないので、とりあえず"Coffee please"と言ってみる。

一応コーヒーは世界共通語だったようで、 向こうがコーヒーの準備らしきことを始めてくれてホッとした・・・のもつかの間(汗
出てきたのは、直径がミニモくらいのサイズの超ミニカップ。
後から知りましたが、イタリアでコーヒーと言うと、これがスタンダードサイズなんだそうです。

早くもカルチャーショック(?)を受けつつ、5時30分ごろ再度電話。
今度はつながった。
とりあえず、自分が今ベニスにいること、ベニスのどこかは分からないこと、寒くてさみしくて死にそうなことを伝える。
一応、航空会社が連れてくる位の所だから、ベニスの中でもそこそこ大きい町だと思う、 近くには大きなゴンドラ乗り場と、「サンタ・チアラ・ホテル」というホテルが見える、と言うと、カルロが、おそらく僕がいるのは、 ベニスの中でも「ピアツァーレ・ローマ」という地区だと教えてくれる。電話をしながら近くの看板を見ると、 まさに「ピアツァーレ・ローマ ゴンドラ乗り場案内図」と書いてある。
カルロに正解であることを伝え、コーヒーショップの前でヨーヨーをしながら待つこと約30分、カルロ登場。

朝早くからたたき起こしちゃって本当にごめんね。

というわけで、カルロの車でカルロ家へ。

メノン家は、代々F1の車のパーツを作っているエンジニアの家系で、広い土地に2つ建物があって、 1つは住居、1つは工場、という感じ。家もめちゃめちゃ広くて、中に暖炉とかもあって、いい感じの雰囲気。

とりあえず荷物を置かせてもらって、シャワーを浴びて。
この後、電車で再びベニスへ行く予定だったんですが、向こうは電車の運行時間が短く、本数も少ないようで、 次の電車まで時間があると言うことなので、お互いトリックを教え合う。
時間になったので、出発。 超過密スケジュールの中、唯一の観光日だったので、心弾ませながら、電車で約30分。 街中を歩きながら、カルロの知り合いたちと挨拶とかしつつ、とりあえずランチタイム。 イタリアに着いたら、まずはピザかな、と思ったら、カルロが、

「キミは今後イヤと言うほどピザを食べる羽目になるから、今はパスタにしておいた方がいいよ」

と。
とりあえず素直に助言に従い、無難にカルボナーラを注文。
うまい!
さすが本場、クリームソースの味が違う。

パスタに舌鼓を打った後は、観光タイム。
残念ながら、ゴンドラに乗ることは出来ませんでしたが、歴史的建造物やそれにまつわるカルロの丁寧な説明などは、 イタリアに来たことを実感させられました。
ベニスは水の都としても有名ですが、ガラス製品も有名と言うことで、いくつかをおみやげに購入。
そして、カルロがビデオクリップを作るので素材を撮らせて欲しいということで、ベニスの各地にて撮影。 けっこう豪華な素材になったんじゃないかと思います(背景的に)。

観光を終え、カルロ家へ戻り、一休みした後に、僕をの飛行機代を出してくれたり、会場費を出してくれた、 地元の文化・スポーツ団体支援協会(?)のようなもののスタッフの人たちとのディナー。
1回目のピザ屋。

一応、
・こんにちは(おはようございます)
・はじめまして
・私はブラックです
・ありがとう
・どういたしまして

くらいは覚えていったので、実践してみる。
なぜか大ウケ。

カルロに通訳をしてもらいながら会話。
みんな気さくでいい人たちで、すぐに打ち解ける。
夕飯の後は、会場の下見。
会場が、小さなスタジオと隣接していて、なんと内装はカルロ含むバンドメンバーの手作りだそうで。
日曜日には、ここのこけら落としも同時に行うらしい。

みんなの演奏に聞き入った後は、帰宅。でもまだ寝れない。
イタリアでは、大会に必要なPCワーク系をできる人がいないので、僕が代わりに一手に引き受けることに。 カルロに横から見てもらって、大まかな内容を説明しつつ、イタリア語でわかんないトコ確認してもらいつつ、 スコアシートやら何やらいろいろ作ってるうちに、3時に(汗)。明日は会場設営もあるので、とりあえずこの辺で終了。

12/19(金) 大会準備日

さてさて、いよいよ会場設営・・・はみんなにまかせておいて(笑
僕は1階のPCルームへひきこもって、必要な資料の作成。 途中ランチで2度目のピザ屋。3時くらいに資料作り終えて、 ジャッジミーティングも行っておいて。やっとみんなと遊べる。
と思ったら、もう移動(泣
さすがにカルロの家に全員は泊まれないので、みんなは近所の小学校の宿泊部屋へ泊まるらしく、 みんなと移動&ベッドメイキングのお手伝い。
終了後は、3回目のピザ屋にてディナー(泣
大人数が入れるレストランが、他にはあまりないとか。食べ終わった後は、みんなでヨーヨー。 見たことないトリックやってる子がいたので、教わっておいて。
結局、家に帰ったのが11時くらいだったかな?
明日はいよいよ大会なので、早めに就寝。

12/20(土) 大会1日目

会場へ必要な荷物を運び込んで、準備をしていると、小学生たちが続々と会場の中へ。 どうやら、借りている施設が小学校の持っている施設らしく、 会場を借りる条件として、子供たちや保護者向けのショーも行う手筈になっているとのこと。 別段断る理由もないので、軽くデモをして、大会で必要な書類を印刷。担当者が昨日は不在だったので 当日になってしまったけど、なんとか間に合いそう。

あっという間に、ワークショップの時間。

「フリースタイルのルーティンの作り方」

一通り語り終えて、またまたデモ。
まぁ、これくらいはお安い御用、と思って引き受けて、終了後はみんなでランチタイム。
さすがに他のメンツもピザばかりは飽きたらしく(笑)、 今回はパスタ。思わずサイドメニューのフレンチフライもオーダーしちゃった。

お腹もいっぱいになったところで会場へ戻り、ストリートパフォーマンススタイルでのデモ。 サングラスやらスカーフやら謎写真があったかもしれませんが、まぁ機会があったらまた触れます。
・・・って、終わって着替えた直後にTV取材ってどんなスケジュールですか(汗
まぁ、やるけどね。これで4回目のデモ。ちょっと疲れてたけど、なんとか気合で。フリーの後に ちょっとインタビュー受けて、やっと大会スタート。

イタリアはまだ1A、2Aっていうわけ方じゃなくて、プロ、アドバンスド、ビギナーの3部門制。 ビギナーが規定のみ、アドバンスドは規定と1:30のフリースタイル、プロは3分間のフリースタイルのみ、と、 ちょっと変わった仕組み。プロに予選がなく誰でもフリースタイルに参加可能なので、残念ながら世界大会へのシード権は 認められていないらしい。レベル的には、いいせん行ってるんだけどな。

そんなこんなで、まずはアドバンスドから。
規定の直後にフリーってのはキツいと思ったけど、みんななかなかいい感じ。イタリアのレベルってよく知らないまま来ちゃったけど、 普通にランシッドミルクとか、スーパーマンとかはみんなできちゃってて、中にはジェシーとかのトリックコピーしちゃってる人も(^^;

アドバンスド終わって、一息ついて(急いでデータ入力して)、今度はプロ。
やっぱり、アドバンスドよりレベル上がってきてました。トリックレベルもそうなんだけど、きちんと構成作って、ネタ仕込んでくる人もいたりして(笑
アットホームでなごやかな雰囲気なんだけど、やっぱり見せてくれる人は魅せてくれるね、って感じで。 なぜかプロは土日両日フリーをやって、2回の総合点で決めるシステムとか。とりあえず今日の分のスコアを入力して、みんなでディナー。

今回は、ちょっと大きめのレストランへ行って、

「ピザにする?それともパスタ?」
「パスタ!!!」

みたいな(笑
ここの店はニョッキがオススメだということで、言われるままに注文。
オススメというだけあって、かなりおいしい。
と、ここで急にみんなが静かになった・・・と思ったら、

みんなでハッピーバースデー大合唱。

あ、そういえば今日だったな、と思い出して(笑
店員さんや他のお客さんまで口々におめでとうって言ってくれて、人生初、ベニスでむかえるバースデー、最高でした。
そんなこんなで、みんなとSONYについて熱く語り合ったあとは、 一足早くカルロ家へ。
僕は23日にイベントをひかえていたので、大会が終わったらその足で会場から空港へというありえない状況だったので(汗)、 早めに帰って荷造り。

12/21(日) 大会2日目

今日は、まずはビギナーから。昨日いろんな人に教わっていたらしく、参加者の半分くらいが女性プレイヤーでした。 そのうちPRとかにも写真送るので、乞うご期待。
ビギナーが一通り終わって、プロの2nd run。
昨日と同じ構成でくる人もいれば、あえてそれを前フリとして、いろいろやってくれる人もいたり。
時間的に厳しかったけど、なんとか全員終えて、結果発表。

プロの結果発表の前に、ビギナー2位、3位のタイブレイク。なんと女性同士の対決。
トリックは、ブランコ何往復できるか。激しいバトルが繰り広げられましたが、結果は28回と9回で イライアの勝利でした。
そんなこんなで、プロの結果発表。
本当にレベルが高くて、上位は普通に世界大会来ても戦えるクオリティでした。
1位は、主催者でもあるカルロ・アルバート・メノン。今回僕を招待してくれて、何から何までお世話になって、 大会準備とかも全部やってて、その上での優勝、すごいと思います。あらためておめでとう、カルロ。

記念撮影とかして、僕は急いで荷物まとめて、一路空港へ(汗)
最後の最後までチャンプカルロに空港まで車で送ってもらって、荷物運ぶのも手伝ってもらっちゃったりして、本当にお世話になりました。
心の底から感謝してます。
また世界大会で会おうね!

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