個人的には、一番辛い日でした。
朝イチで自分の1A予選を受けた後は、すぐに5A予選のジャッジ、続いてスポーツストリングのジャッジ。すこし時間をおいて、
APのジャッジをしてからミーティング、間髪いれず3,4,5Aのジャッジと、恐ろしいスケジュール。
まずは自分の予選から。
規定はかなり苦手な方なんですが、今年は練習の段階では例年に無いくらい調子が良くて、パーフェクトもそこそこ頻繁に出ていたように思います。
ヨーヨーの性能のおかげもあるけどね(笑
というわけで本番。
世界大会の規定は、部門にもよりますが、数トリックごとにステーションという単位で分けられています。
プレイヤーによって異なるジャッジが担当すると、ジャッジ間の厳しさの度合いによって不公平が生じるので、 このトリックとこのトリックは誰がジャッジ、このトリックは誰がジャッジというように、2,3トリックごとに完全担当制になっているわけです。
まずは、第1ステーションで、スリー・セブンと、カミカゼ。
・・・両トリックとも、問題なく成功。
続いて、第2ステーションで、ショック・ウェーブ、スーサイド・キャッチ、スローハンド・グラインド。
3トリックとも、かなり危険なトリック。
ショック・ウェーブ(5回)・・・無事成功。
スーサイド・キャッチ(5回)・・・毎スーサイドごとに落ち着いて、呼吸を整えて・・・何とか成功。
スローハンド・グラインド・・・OXY+手袋のおかげで、落ち着いて乗せられるので、ゆっくりやって・・・成功。
とりあえず、第一関門はクリア、といった感じ。
・・・今思うと、ここで気がゆるんだのが悪夢の始まりだったのかも。
第3ステーションでは、オルタナティング・イーライ・ホップ、スラック・トラピーズ、スピリット・ボム。
イーライ・ホップ・・・無事1回目で両ホップ成功・・・と思ったら、バインドミス(泣。2回目で成功。現在1ハーフ(マイナス2
スラック・トラピーズ(3回)・・・去年までは超苦手で、1回もできなかったけど、今年こそは修行の成果を!・・・3回目でミス(泣
2トライ目は成功、現在2ハーフ(マイナス4
スピリット・ボム・・・普段は余裕なのに、なぜか2ホップ目でマウントミス(泣。こちらも2トライ目で成功。現在3ハーフ(マイナス6
・・・イヤな雰囲気が漂ってきました(苦笑
残りの2トリックをパーフェクトでいけば44点、ギリギリ通過ラインかな。逆に言えば、これ以上のミスは絶対できない。
ラストステーションは・・・
ブラックホップと、アイアンウィップ。
みんなを落とすためのステーションです(泣
去年、予選ではブラックホップをフルミスし、さらにはフリースタイル本番でも失敗という失態をさらしてしまったので、今年こそは成功したい。
ブラックホップ・・・1発で成功!
アイアンウィップ(3回以上)・・・無事3回成功。1トライ目は気のゆるみで8回、2トライ目は25,6回くらいだったかな?
結果、44点。
まぁ、規定の苦手な自分にしては悪くないスコアだけど、今年のトリックは去年と比べ若干難度が下がった感があるので、どうなることやら。
と、自分の結果に一喜一憂する間も無く、5A予選のジャッジへ。
5Aは、去年のトリックが変わっていなかっただけに、通過ラインも厳しかったように思います。 けど、通るべきところはしっかりと通ってきますね。
実は、世界大会でジャッジをするのは今年が初めてで、プレイヤーサイドとはまた違った緊張感がありました。 選手側も限界まで緊張しているので、こっちも精神的にかなりキツい作業です。
チームメンバーのスコアは、沼ちゃんが48でたぶん大丈夫、オニッキーが43でギリギリかな?という感じ。
他の部門では、ヒラク含めチームヨメガジャパンのメンバーは4人とも50点満点を出していて、さすがでした。
5Aが終わったら、今度はスポーツストリング。
2ミスした時点で終了だけど、1人あたり25個のリストが用意されているので、長期戦。けど、見逃したりして不公平になってはいけないので、
細心の注意を払ってジャッジ。
ようやく終わったのが、午後3時くらいだったかな?
この時点で、ようやく自分が予選通過していたことを確認。
ホッと一息。
沼ちゃんとオニッキーは夜にはフリースタイルなので、最終確認をして、自分は明日へ向けて軽く練習しつつ、あっという間にフリースタイルの時間に。
まずは、AP部門から。
Takaさん:普段のデモで行っているトリック×3の、APバージョン。世界一のトリック×3でした。
アーロン・スパークス(イギリス):ジャグリングとヨーヨーを組み合わせたフリースタイル。ストリートパフォーマンスなんかでやっても面白いかも。
ジェニファー・ベイブルック:やられたー!かっこよすぎ。この時点では、彼女の優勝を確信していました。
ジャック・リングァ:曲がドラマのような素材を使用していたので、各国の言葉に翻訳した台本をみんなに配っていたようだけど、結局アメリカ人も含め、
誰もその内容は理解できていないようでした。何だったんだろうか。
マーク・モントゴメリ:昨年のビートボックスに続き、今年はラップで挑戦。自分のキャラを分かっていて、かっこいい。歌詞がヨーヨー関連だったみたいだけど、その場ではちょっと聞き取りづらかったのが残念。
ユー:終始、横でグレッグが爆笑してました。でも、演技派(というか本物)の彼女をステージに上げちゃうのはずるいよー。
ミズホ:ビビった。大会でのソロフリースタイルは初じゃないかと思うんだけど、とてもそうは思えない迫力が伝わってきました。
とみ〜:昨年に続き、パントマイムベースのきれいなルーティン。会場中を静まり返らせた演技は、さすが。
みーくん:お疲れ様でした(笑。3分間ひたすらボヨだけというコトで、さぞかし右手が疲れたでしょう。
AP部門は、審査形式がクリッカーではなく、フリースタイル中にメモを取り、その後ジャッジ同士で会議を行い、1〜3位のみを決めるという特殊な審査方法。
完全に英語のみで話が進められていくので、少し不安だったけど、なんとか。
会議を終えてホールに戻ると、もうOS部門のスタート直前。
初の世界大会フリースタイルジャッジ。
今年は、北海道のAtsushiやエトゥ、てり〜がエントリーしていなかったので、いつもとは若干違った顔ぶれ。
坂田君:世界大会の舞台で、史上初のソロハムオンリーフリースタイル。ちょっとミスが目立ったけど、十分立派でした。今後は、TOPとしてさらなる成長に期待です。
エイジ:ちょっと不調だったかな?音響の方のミスもあったみたいだしね。今後の大会でのリベンジ、待ってます。
オニッキー:毎回、すっごくリスキーなフリースタイルで、なんでそんなトリック本番でやっちゃうかなぁというトリックばかりなんだけど、それでも決めちゃうのがさすが。
終わった後に、観客が総立ちになったのも納得のフリースタイルでした。
続いて、CW。
昨年と比べ、平均レベルが格段に上がっていたように思います。前評判の段階でも、すでに誰が勝つか分からないような状況でした。
PON:ジャパンチャンプとしてのプレッシャーからか、ちょっとミスが目立ったかも。 トリックは誰よりもエクストリームだったと思うので、あとはほんの少しの落ち着きさえあれば、優勝も射程圏内だと思います。がんばれ。
アンドリュー:シンガポールナショナルでのフリースタイルの完成度を上げてきた感じ。スティーブ系からくるトリック+アストロスタイルは、
安定感もあって、見ごたえがありました。
てり〜:ハイパーヨーヨーのデモンストレーション的フリースタイル。キレのあるフリースタイルながら安定感があって、見ていて安心できる感じ。
マツナガさん:大会前にクリップビデオをアップしていたので、各種必殺技の存在は知っていたけど、それでも生で見せられると、すごい。
てり〜がトリックのキレで勝負なら、マツナガさんは大技の世界一という感じ。
沼ちゃん:過去最高のフリースタイルでした。EJ、JNとスランプ続きでしたが、見事復活。貫禄のフリースタイルでした。
最後は、3A。
世界大会前のよー友くらいの時点では、正直、アンリが最有力候補、Shimaやぶーこがどうくるのか、というのが本音でした。
で、本番。
ぶーこ:以前にジャパンナショナルで優勝した時と同じ曲で挑戦。ダンカンクルーとして、ピンクレイダーズとして、こだわりを感じるフリースタイルでした。
アンリ:JNから安定感のあるフリースタイルを披露していたけど、今回は難度も上がって、いよいよ本物になってきた感じ。
世界大会では、毎年、初参戦の人はルーキーとして大活躍するという謎の法則があるんだけど、今年そういう意味で一番輝いていたのは彼だったように思います。
Shima:毎回ながら、エクストリームな3A。それでいてミスが少ないのは、やはり練習量に裏打ちされた実力。トリックを並べているだけではなく、
フリースタイルとして成立している3Aを披露できているのは、世界中探しても彼だけじゃないかと思います。
・・・疲れたー(笑
ようやく、ジャッジに次ぐジャッジに追われた1日の仕事が終了。(まだ表彰が残ってるけどね)
そして、表彰式。
結果は、ご存知の通り。一応載せておくと、
3A
優勝:島田 大輔(Shima)
2位:田名見 勇機(アンリ)
3位:中村 麻耶(ぶーこ)
オフストリング
優勝:大西 翼(オニッキー)
2位:河辺邦久
3位:森幸一郎
フリーハンド/カウンターウェイト
優勝:沼上 誠(numa)
2位:ラファエル 松永(Red)
3位:寺田 真悟(てり〜)
アーティスティック・パフォーマンス
優勝:渡辺 富之(トミー)
2位:川田 祐(ユー)
3位:ジェニファー・ベイブルック
各部門、優勝者は優勝者たるだけの迫力のある演技だったと思います。みんな、本当におめでとう。
これで、長かった世界大会も、ようやく終末を迎え・・・ないんだよね。
まだ、明日に1A,2Aの決勝を残していました。
いよいよ自分の本番なんだけど、気づくと、Guysメンバーのうち、
ナオト:スポーツストリング優勝(2連覇おめでとう!)
オニッキー:オフストリング優勝
numaちゃん:カウンターウェイト優勝
・・・
えー!みんな優勝しちゃってるじゃないですか!
いや、うれしいし、おめでたいし、世界大会チーム初参戦にしてこの成績は、すばらしいと思うんだけど、
・・・結構プレッシャーじゃないですか、リーダー的に(苦笑
まぁ、勝つ気は元々無いし、そういうコンセプトのフリースタイルでもないんだけど、やっぱりここまで来たら、欲が出ちゃうよね。
というわけで、部屋でピザとコーラでプチ打ち上げをしつつ、早めに切り上げた後は明日へ向けてメンテ(まだしてなかった(汗)、早めに就寝。